人生100年と言われている中で、男女ともにおおよそ2人に1人が一生のうちにがんと診断されると推定されています。

がんは、早期発見と標準治療により、多くの場合で治癒や共存が可能となり、「必ず死に至る不治の病」ではなくなっています。

とりわけ、日本では胃がんは比較的多いがんの一つです。しかし、その一方で、胃がんは早期に発見し適切に治療を行うことで治る確率が非常に高いがんでもあります。

 

そこで今回は、胃がん検診の重要性と、早期発見による健康上のメリットについてお話ししたいと思います。

 

胃がん検診の意義

胃がんは初期段階では症状がない場合が多いため、体調に異変を感じてから病院に行く頃には進行していることも少なくありません。

 

しかし、定期的に胃がん検診を受けることで、自分では気づけない小さな異変を医療のプロである医師が発見する可能性が高まります。

例えば、胃内視鏡検査(いわゆる「胃カメラ」)やバリウム検査などのツールは、がんの早期発見に非常に有効であるとされています。

 ■胃がん早期発見のメリット

胃がんが早期に発見されれば、ステージIIIなどの段階で治療を行える可能性が高くなり、治る確率も90%以上と言われています。これは、がん細胞がまだ胃壁の浅い層に留まっているため、周りの組織への浸潤や転移がほとんど起きていない状態だからです。手術や内視鏡治療による身体への負担も軽減され、術後の生活の質(QOL)も保たれる確率が高まります。

 

また、早期発見による治療は、治療費を抑えることにもつながります。がんが進行すると高度な治療が必要とされるため、入院期間が長くなったり医療費が増える傾向があります。そのため、胃がん検診を受けることは、健康だけでなく経済的負担を軽減するという点でも大きなメリットです。

 ■ 定期的な検診は未来への投資

胃がん検診は「自分には症状がないから関係ない」「家族に胃がんの人がいなければ大丈夫」などと思われがちですが、実際には胃がんリスクは誰にでも存在します。

特に、ピロリ菌感染や、塩分が高い食事、喫煙・過度の飲酒などが胃がんのリスク因子となります。

また、50歳以上になると胃がんになる人が増加するため、2年に1回は検診を受けることでがんが見つかっても早期に治療できる可能性が高まります。

 旭川市の胃がん検診では、令和88月から、バリウム検査に加えて、胃内視鏡検査(胃カメラ)が選択できるようになります。

4月1日時点で、50歳以上の偶数年齢の方が対象です。

対象の年にどちらかの検査を市の自己負担額のみで受診することができます。

 

胃がん検診は、早期発見による治療を可能とし、多くの生命を救う重要な手段です。

 

検診を受けることは未来の自分へとつながる最高の健康投資。家族や友人と一緒に話し合いながら、定期的な胃がん検診を受ける習慣をつけてください。

 

「今は時間もお金もかけたくない」と感じても、後悔する前に行動を起こすことが大切です。一度の検診が、あなたの人生を大きく変えるかもしれません。 健康は何よりも大切な財産です。ぜひ、胃がん検診を積極的に受けて、未来の自分とその周りの大切な人たちの笑顔を守っていきましょう。

 

令和88月から胃がん検診が変わります

https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp
/kurashi/135/146/148/d083456.html

旭川市のがん検診について

https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp
/kurashi/135/146/148/p004030.html