日本人女性の寿命は、世界1位となっていますが、長い人生を豊かに過ごすためには、健康寿命(健康上の問題がない状態で過ごせる期間)との差を縮めることが課題となっています。

女性には、男女共通の健康問題であるがんや心臓血管系疾患以外にも、女性ホルモンの変化に伴い、人生の各段階において、心身の状況が劇的に変化します。
病気のサインを「年のせい」だと我慢したり、症状がないからといって何もしないでいると、いつの間にか病気が進行してしまうことがあります。
なんだか最近疲れやすいなぁ…、寝つきも悪いし…、汗をかきやすくて、イライラもする…など、以前とは違うからだやこころの変化を感じることはありませんか。
女性は人生の各段階でホルモンの分泌量の影響を受け、個人差はあるものの、誰もがこころとからだに様々な変化を生じる可能性があります。
特に卵巣から分泌されるエストロゲンというホルモンは、加齢とともに分泌量が低下します。
エストロゲンは、女性らしい体をつくる他に骨量の維持やコレステロールのバランス、自律神経の安定等に働きます。
そのため、急激な低下により、骨粗しょう症や脂質異常症、不眠など、様々な種類のからだやこころの不調として現れることがあります。

症状には個人差がありますが、こころもからだも健康な毎日を送るためは、規則正しい生活リズム、適度な運動、バランスの良い食事、休息等が大切です。
ポイント① 食事食事は適量にしましょう。やせすぎ、太りすぎはホルモンバランスを崩す原因になります。
米などの主食、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜をバランスよく摂取しましょう。
また、エストロゲンに似た働きをするとされている、イソフラボンを含む大豆製品、骨量を補うカルシウムを含む小魚や牛乳、腸内環境を整える食物繊維なども意識して摂るようにしましょう。
ポイント② 運動適度な運動は血行と代謝を改善し、ホルモンバランスによい影響を与えることが期待できます。ヨガやストレッチ、ウォーキングなど、軽い運動をまめに取り入れることから始めてみましょう。
ポイント③ 睡眠6~8時間の睡眠をきちんと取るようにしましょう。睡眠時間の長さだけでなく、朝は日の光を浴び、体内時計を整えることも大切です。
また、生理痛や更年期症状などは「自然なこと」「もう少しで終わるはず」と、我慢しがちです。
別の病気が隠れている可能性もあるため、気になる症状がある時には早めにかかりつけ医などへ相談することをおススメします。
3月1日から3月8日は「女性の健康週間」です。
女性が生涯を通じて健康で充実した生活を送れるよう国が定めた期間になります。ぜひご自身や、周りの方の健康に目を向ける機会にしてください。
各年代に応じた女性の様々な不調などの対応方法については、こちらのサイトに詳しく掲載されていますので参考にしてみてください。
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
https://w-health.jp/(厚生労働科学研究費補助金「女性の健康の包括的支援政策研究事業」)